loader image
  1. HOME
  2. お知らせ
  3. 【掲載情報】学術書『制度・戦略・組織の理論の潮流』にて、当社の事業モデルが先進事例として紹介されました

NEWS

お知らせ

メディア

【掲載情報】学術書『制度・戦略・組織の理論の潮流』にて、当社の事業モデルが先進事例として紹介されました

中央大学出版部発行の『制度・戦略・組織の理論の潮流』(第Ⅱ部「制度と戦略」)において、株式会社フィッシュパスの取り組みが、変化に対応する企業力(ダイナミック・ケイパビリティ)の成功事例として掲載されました。

本書では、当社の「遊漁券プラットフォーム」としての基盤と、そこから生まれた「環境DNA事業」への展開プロセスが高く評価されています。

1. 基盤事業:遊漁券の「デジタル化」による市場変革

まず本書では、フィッシュパスが「遊漁券」のオンライン販売アプリを通じて、従来のアナログな販売に伴う漁協の事務負担と、釣り人の不便さを解消した点に着目しています 漁協と釣り人を繋ぐプラットフォームを構築し、内水面漁業における新たな市場構造(ニッチな領域での優位性)を確立したことが紹介されています

2. 新たな展開:プラットフォームから「環境DNA」へ

さらに、このプラットフォームを通じて現場と対話を重ねる中で、「河川の生態調査が重労働である」という深い課題を感知した経緯が語られています 。 当社はこの課題に対し、採水だけで生物の生息状況がわかる「環境DNA」技術を導入し、以下の劇的な改善を実現しました。

省人化: 従来10人必要だった調査が、わずか1〜2人で可能に
スピード: 半年かかっていた報告書作成が、最短数日で完了
コスト減: 予算の限られた漁協でも実施可能なレベルへ圧縮

3. 学術的評価:「現場力」×「産学連携」

地方ベンチャーである当社がこれらを実現できた理由は、現場の課題を深く理解する「感知力」と、学術機関(福井県立大学等)との連携により最新技術を取り入れる「産学連携のコミュニティ」を持っていた点にあると分析されています 。

参考情報
タイトル: 『制度・戦略・組織の理論の潮流』
出版社: 中央大学出版部
掲載章: 第5章 プラットフォームと環境(133ページ~)

最新記事