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福井県立大学と共同研究を開始「河川環境中の環境DNA及び有用微生物の調査」プロジェクトが始動

株式会社フィッシュパス(本社:福井県坂井市、代表取締役:西村 成弘)は、公立大学法人福井県立大学(所在地:福井県永平寺町、学長:岩崎 行玄)との間で、「河川環境中の環境DNA及び有用微生物の調査」に関する共同研究契約を締結し、2025年4月1日より本格的に研究活動を開始いたしました。

本研究は、当社が有する環境DNA(eDNA)分析の技術と、福井県立大学 生物資源学部 准教授 丸山千登勢氏の専門知見を融合し、河川における生物多様性および有用微生物の把握・同定を目的としています。

■ 研究の概要

  • 研究期間:2025年4月1日〜2026年3月31日

  • 研究目的
     ・河川水から得られる環境DNAをもとに、生物種の分布や多様性を解析
     ・水質保全や資源循環に寄与する有用微生物の分離および同定

  • 主な役割分担
     - 株式会社フィッシュパス:河川水試料の採取・提供および環境DNA分析全般
     - 福井県立大学(丸山准教授):分析手法や機器選定への助言、微生物の分離・同定

両者は、現地での水試料採取からDNAの抽出・分析、設備の選定・設置までを共同で行い、河川生態系に関する新たな知見の創出に取り組みます。

■ 背景と展望

環境DNAを活用した生物モニタリング技術は、近年注目されている革新的な手法です。また、河川には水質改善に貢献する有用微生物も数多く存在しており、それらの分離・同定が環境保全や産業応用につながると期待されています。

本研究によって得られる知見は、福井県内をはじめとした地域の水資源の利活用や、生物多様性保全の施策立案に役立ててまいります。また、内水面資源の持続的活用に貢献する科学的根拠の創出も目指します。

株式会社フィッシュパスは、今後もICTとバイオ技術を融合させた取り組みを通じて、自然環境の価値を「見える化」し、地域社会と連携した持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

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